うつらうつらとした記憶の中、しっかり目覚めたのは時間ははっきりしないけど

明け方だったと思う。

熱も下がったようで、体の震えもいつの間にか治まっていた。

 

看護師さんが、歯磨きしましょうと言って手術の前に渡してあった

私の歯ブラシとコップを出してくれた。

ベッドを少し起こして、歯磨きをした。

体を動かしても痛みはあまり感じない。

歯ブラシを終えた後に『お水飲んでもいいですか?』と聞いてみた。

すぐに確認してくれて、OKが出ました。

念願かなって、12時間ぶりくらいに水を口にした。

本当においしくって、コップ一杯の水を一気に飲み干してしまった。

 

『体を動かせるようだったら、寝返りも自由にしていいし、できるだけ足はバタバタ動かしていてくださいね。』

と言われた。

午前中のうちには、集中治療室を出て入院病棟に戻ることになっていた。

先生には、手術の前の診察でこんな風に言われていた。

『手術後は、腸閉塞にならないようにたくさん歩いてもらいますよ~! 

ベッドでじっとしていたら、看護師に怒られますからね。

スパルタでいきますから覚悟していてくださいよ!』

意外と生真面目な私は、こういう事は忠実に守ろうとする。

頑張らないといけない!という使命感のようなものが湧いてくる。

 

8時ごろになって、歩く練習をすることになった。

体には背中に痛み止めの管と膀胱へも管が入っている状態だ。

看護師さんが、体を起こすのを手伝ってくれてベッドから降りた。

意外に、スムーズに体も動く。

集中治療室の中を少し歩いてみるように言われ、歩いてみた。

一瞬、めまいのようにふらっとしたけど問題なく歩けた。

無事に歩行練習を終えた私は9時30分には、入院病棟に戻っていた。

 

入院翌日は、水を飲むことは許可されているけど食事はなし。

午後になると、ナースステーションの周りをぐるっと一周看護師さんについてもらって歩く練習をした。

点滴のスタンドを押しながら、ゆっくりゆっくり歩く。

痛み止めのお蔭なのだろう、特に痛みもなくいい調子だ。

その後も、2周ほど一人でゆっくりと歩いた。

 

どのタイミングで、先生が手術の成功を告げてくれたのかは覚えていないのだけど。。。

手術翌日の午後、友人に向けてこんなLINEを送っている。

無事に終わりましたぁ。
さっき歩く練習したよ(*^_^*)

心配していた癒着もさほどなく、目に見える悪いところは全て取れたようです。

ご心配おかけしました。
今日は、VS嵐見るぞ!!

かなり能天気な文章。。。(^_^;) 

みんなの返信は、もう歩けてるってことに対する驚きと

ただただ、良かった。安心した。っていう言葉があふれていて

たくさんの優しい思いに泣けちゃいました。

無事に手術が終えられたことへの喜びが実感として湧いてきたのもこの時だったと思う。

 

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