1日目の行程を無事に終えられたことにホッとしていた。

こんな思いを抱いての旅行は初体験。

まだまだ、自分のカラダが自分のものでありながら自分ではないような感覚でいる。

  

  

ホテルに着いたのは、すっかり暗くなってからだった。

部屋でくつろぐまもなく、すぐに食事だった。

ここら辺がツアーの忙しいところ。

  
食事を終えて、ようやくゆったりするとどっと疲れが出てきた。

ちょっと眠りたいとこだったけど、お風呂に入った方がいいよ!ってことでお風呂の準備を始めた。

  
ここで急に温泉に行くのが不安になった。
  
頭どうしよう?

さすがにお風呂で帽子をかぶってる訳にはいかない(・_・;)

髪の毛が全くないっていうのは、なかなかパンチがあるものでかなり目を引くだろう。

自意識過剰かもしれないけどやっぱり気になる。

温泉入りたいけど、内風呂で我慢しようかな~。

ぐずぐずと、なかなか決断できない私。
  

そうだ!大浴場が終わるギリギリの時間に行こう!!

『私は人が少ない時間を見計らっていくから、みんな先に行って!』

名案だと思ったのに

『せっかくの旅行なんだから、みんなで入らなきゃだめ!』とわけのわからないことを母が言う。

修学旅行じゃないんだから、別に団体行動じゃなくてもここはOKだと思うのだけど。。。。

頑固な母は、決して引き下がらない。

長年の経験上、誰も何も言わない。

娘さえも黙っている (;一_一)

ここで喧嘩になるのも嫌なので、私が折れるしかない。

覚悟を決めて、大浴場へ向かった。

  
浴衣を脱ぐ前にトイレで頭にタオルを巻き、その上からシャワーキャップをかぶった。

なかなかの厳戒態勢だ。

頭が蒸れるけどそこは我慢するしかない。

  
更衣室で準備を整え、大浴場のガラス戸を恐る恐る開けてみると

あれ!? 人がまばらだった。

母は、してやったりのドヤ顔だ。

シャワーもゆったりと使えた。

  
心配していたことがまるで嘘のように、のんびりと温泉に浸かった。

最後の方は、お風呂に身内しかいなくなったので頭に巻いてあった

シャワーキャップもタオルも外して、蒸れた頭を解放してあげた。

ようやくスッキリ(*^_^*)

娘のいる露天風呂へ行ってみると風が冷たい。

ゆっくり体を沈めると

『来て良かったね!』と娘がにっこり笑った。

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