初めての抗がん剤投与から約2週間経った頃、診察のために病院に行った。

抗がん剤の副作用はだいぶなくなっていたけど、だるさは残っていた。

まずは血圧と血液検査。

この二つは、病院に行くたびに必ず最初にやる。

もうすっかり慣れたものだ。

  

  
  
病院内には相変らずたくさんの患者さんがいる。

夏休みなので、子供たちの姿もちらほら見える。

このがんセンターには小児科はないから、付き添いなのだろう。

小さいお子さんがいての闘病生活は本当に大変だと思う。

既に子供が大きくなっていて、自分のことだけを考えればいい私はずっとずっと恵まれている。

血圧測定と血液検査を終えると、婦人科外来へ。

こちらも相変らず混んでいる。

予約時間を少し過ぎた頃に名前を呼ばれた。

診察室へ入ると笑顔の先生に迎えられる。

いつお会いしても穏やかに優しく迎えてくれる先生に癒される(*^_^*)

『体調はいかがですか?』と聞かれ

思わず『元気です!』と答えた。

がん患者で、元気っていうのも変なんだけど。。。

でも副作用も思ったほどの症状も出ずに過ごせたし、腹水も減っていて
体の不自由さもだいぶなくなっていたから私にしてみれば、ずいぶん元気になったような気がしていた。

一通り、抗がん剤後の様子や薬の服用状況など先生の質問に答えていく。

その後、血液検査の結果を見せてくれて先生が説明を始めた。

もう、何度も血液検査を受けていたのに数値を見ながら先生のお話を聞くのはこの時が初めてだった。
  

血液検査で注意してみる3つの数値

   
まずは白血球数

【基準値】 4.0~9.0

【私の数値】 4.2

白血球は、身体の組織に侵入した細菌や異物に対する免疫の働きをしています。
そのため白血球の増加や減少は細菌感染や、炎症反応を起こしたりしていることを示します。
数値が高いと白血病などの血液の病気や感染が疑われ、低いと血液の病気や自己免疫疾患が見つかることがあります。

既に卵巣がんと分かっている私の場合は、病気を見つけるためではなく免疫力が戻っているかどうかを見るためにこの数値を参考にします。

この数値が戻らないと、次の抗がん剤を投与することができません。

以前 、腹腔穿刺で処置室のベッドで寝ていたときカーテン越しに

『白血球の数値を戻すにはどうしたらいいんですか?』

と看護師さんに相談している患者さんの声が聞こえてきたことがある。

食べ物を気を付ければどうにかなるということでもないらしい。

白血球数がなかなか戻らないために治療が進まずもどかしい思いをしている患者さんもいるようです。

  
2番目のチェックポイントはヘモグロビン HGB

ヘモグロビンは赤血球中の酸素を運ぶたんぱく質です。低い値では貧血が疑われます。

【基準値】 12 ~ 16

【私の数値】  9.7

『もともと貧血気味ですね』 と言われた。

『えっ!? そうなんですか~!?』 と初めて自分は貧血なのだという事を知った。

まったく自覚症状がなかった。  私って相当鈍感なのかもしれない。。。。(・_・;)

  
3番目のポイントは腫瘍マーカー CA125

腫瘍マーカーとは、体内にがんが存在すると血液中に大量に増える物質のことです。
卵巣がんは、CA125という糖タンパクを腫瘍マーカーとしてチェックします。

進行がんでは、「治療効果判定」の目的で腫瘍マーカーを使います。
腫瘍マーカーが上がれば、病気の勢いが増していて、治療が効いていないということ。
腫瘍マーカーが下がれば、治療が効いているということを示します。

先生が、血液検査の数値を見て

『う~ん。 まぁ少しでも下がってるから良しとしましょうか!』と言った。

実は、この時まで私は腫瘍マーカーという存在を知らなかった。

今回の血液検査で出た私の腫瘍マーカーの数値は2265.5

初めて、がんセンターで血液検査を行ったときの数値は3308.4だったそうだ。

CA125の基準値は 0~35
   
け 桁が違うじゃないか!! ((+_+))

あまりの数値の違いに愕然とした。

どれだけの勢いで、がんが私の体の中を支配しようとしていたのだろう。。。

もう少し、病院に行くのが遅かったらどうなってたんだろう。。。

今さらながら恐ろしくなる。

でも、腫瘍マーカーの数値が下がったということは、抗がん剤が効いているということ。

次回の抗がん剤は2週間後。

頑張ってがんをやっつけよう! 私はこの日、改めて決意をした。

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