主人と二人で、診察室に入った。

ちょっと強面の一見とっつきにくそうな先生が静かに私たちに話し始める。

『子宮の上下に大きな腫瘍が2つあります。』と切り出して、私たちに説明をしながら
腫瘍のある場所などを紙にササッと書いていく。

   

手馴れたもんだな~なんて人ごとのように先生の手の動きを見ていた。

ドキドキはすっかり消えていて、やけに冷静な自分がいた。

卵巣がんの説明

先生のペンが、病名のところに卵巣がんの疑いと記した。
  

診断は卵巣がんの疑い

  
今現在は、あくまでも卵巣がんの疑いなのだそうだ。
※卵巣がんとは

先生のお話によると、悪性腫瘍の診断は原則的に病理組織学的に行う。
このため手術前に癌の診断をするには、腫瘍の一部を採取し病理組織検査を行わなければなりません。
例えば胃癌や大腸癌なら内視鏡で癌の部位から組織を採取できます。
また、子宮頚癌なら膣から癌が確認できるため容易に組織が採取できます。

でも、卵巣癌は組織採取をすることがとても難しいそうです。
卵巣は腹腔内に小腸や大腸、子宮等と共にあります。
膣から直接針を刺して、または腫瘍が大きい場合には腹部から針を刺して組織を採取することは
不可能ではありません。
しかし、悪性腫瘍であった場合には針を刺したことで癌細胞が腹腔内に蔓延することになるとのこと。
針を刺したことで癌が進行する可能性があるのだそうです。

なので、卵巣がんの場合は、まずは開腹手術をして悪性か良性かの判断をします。
手術をして、良性だとわかったときは、腫瘍の摘出のみで終了。
手術中に、病理組織診断をして悪性とわかった場合は取り除ける部分を取り、あとは抗癌剤の治療をしていくことになります。

先生は、淡々と表情を変えずに、なるべく感情を込めずにお話をされているのだなと思いました。

私からの質問にもとても丁寧にわかりやすいように、一言ずつ確認しながら説明をしてくれました。

とっつきにくいなんて、一瞬でも思ってごめんなさい。

安心できる先生にお会い出来て良かった。

一通り説明が終わったあと、

『手術に向けて、もう少し検査をしなければいけません。大腸カメラとMRIをやりましょう。』
と先生は軽く言ってのけた。 (;▽;)

え~っ!! 大腸カメラですか~!! 心の中で叫んだ。

顔は平静を装うけど、かなり動揺していた。

いきなりハードル高い検査だな~。 うっわ~やだな~。苦手なんだよそういうの。。。

言葉には出さないけど、できることなら全力で抵抗したい。

でも。。。

生きるか死ぬかっていう病気だっていうのにそんなことにビビってる場合じゃない。

これから怖いことはもっとたくさん押し寄せてくるんだ。

がんばれ私。

取っ散らかった気持ちを整理して、翌々日に大腸カメラとMRIの予約を入れてもらった。

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