がんセンターの紹介状ができるまでの間、がら~んとした会計窓口でしばらく待った。

さて、家族にはどう伝えよう。

はっきり病名がわかるまで黙っていようか!?

両親に心配かけてしまうな~。。。

なんてぼんやりと考えていると、スマホが鳴った。

   

娘からだった。

『どうだった?』

朝はまるで心配していないような感じで、軽やかに送り出したくせに。。。

『ん~。。。あんまりいい結果じゃなかった。卵巣がんかもしれないって。。。』

『。。。。。』

『詳しいことは帰ってから、話すよ。』そう言って電話を切った。

娘との電話を切ったあと、着信履歴を見たら母からの着信がこれでもか!!ってくらい入っていた。

心配してるのはわかってるけど。。。すぐにはかけられない。

顔を見ながら話したほうがいいだろうと思った。

しばらく待っていると、会計窓口で名前を呼ばれた。

がんセンターへの紹介状に会計のお姉さんの方が動揺した気がした。

その後、お姉さんがとても親切に優しく接してくださったのが悲しく思えた。

帰りのバスの時刻を見るとなんと1時間近くもある。

とりあえず、母に診察は終わったからという報告だけを済ませ電話を切った。

帰ってから、伝えよう。 事実だけを、わかっていることだけを伝えればいい。

病院でバス待ちの時間を過ごしている間に、主人にもメールを送った。

『卵巣がんの疑い有りで、ガンセンター紹介されちゃいました。近いうちに休める日ある?』

『すぐに病院の予約して!仕事はなんとかなるから。』と送ったとたんに返事が返ってきた。
いつも仕事中は遅いくせに。。。

がんセンターに予約の電話をしてみると、一番早くて7月22日とのことだった。

1週間の時間が残されていることにホッとしていた。

まだ、生活を変えることのない、曖昧なままの猶予が一週間あると思えると嬉しかった。

いざっ! 両親への報告

バスに乗ると、日常と変わらない風景に自分だけが置き去りにされているような気がした。

冷静に、明るく話そう。

そう思っていたのだけれど両親の顔を見たとたん涙が溢れてしまった。

まだ大した親孝行もしていないのに、とんでもない親不孝をしてしまうかもしれない。

心配させてしまうということがたまらなく嫌で申し訳ない。

ようやく涙を止めて、

卵巣がんの疑いがあること。
がんセンターへ紹介されたこと。
1週間後にがんセンターの予約が取れたこと。

それだけを告げた。

おなかの中にモヤモヤが広がっていたことなどについては話さなかった。

最悪なことも想像できていたけど、今はまだ言わなくてもいいと思った。

母が用意してくれていた昼食を食べなくっちゃと思うのだけれど、ほとんど食べられなかったのが申し訳なかった。

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